外交部「NATOの中国を口実にしたアジア太平洋進出と地域情勢撹乱に断固反対」

人民網日本語版 2024年07月10日14:35
外交部「NATOの中国を口実にしたアジア太平洋進出と地域情勢撹乱に断固反対」

外交部(外務省)の林剣報道官は9日の定例記者会見で、NATO事務総長による先日の中国に関する間違った発言について「中国は断固としてNATOによる中国に対する中傷と責任転嫁に反対し、中国を口実にしてアジア太平洋に進出し、地域情勢を撹乱することに反対する」と表明した。

林報道官は「冷戦の産物であり世界最大の軍事ブロックであるNATOは、一方では地域的・防衛的組織であると自称しているが、他方では絶えず境界を越えて権力を拡大し、対立を煽り立て、大いに覇権主義を行っている。NATOの言うところの安全保障は、他国の安全を犠牲にすることを代償としており、そのする事なす事が全世界及び地域に極めて深刻な安全保障上のリスクをもたらしてきた」と指摘。

「中国は世界平和の建設者、世界の発展への貢献者、国際秩序の擁護者であり、ウクライナ危機など世界や地域の紛争問題における客観的かつ公正な立場、及び建設的な役割はすでに国際社会に広く認められている」とした。

また「我々はNATOに対して、誤った対中認識を正し、冷戦思考とゼロサムゲームを放棄し、『安全保障上の焦慮』の宣伝を止め、随所に『仮想敵国』を定めることを止め、『共同防衛』の旗印を掲げて閉鎖的・排他的な『小集団』を作ることを止め、世界の平和・安定・発展の促進のために実際的な事をしっかりと行うよう促す」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年7月10日

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