米日韓共同声明の中国関連の記述に中国は強い不満と断固たる反対

人民網日本語版 2023年08月22日15:37
米日韓共同声明の中国関連の記述に中国は強い不満と断固たる反対

外交部(外務省)の21日の定例記者会見で、汪文斌報道官が米日韓共同声明の中国関連の記述について質問に答えた。

【記者】先週末に日本、韓国、米国は共同声明を発表し、「このほど見られている中国の南中国海における違法な海洋領有権を主張する危険で攻撃的な行動」と中国を批判したうえ、台湾海峡の平和と安定が国際社会の安全と繁栄にとって不可欠な要素であることを強調した。中国はこれにどう応じるか。

【汪報道官】米日韓首脳によるキャンプ・デービッドでの会談は、台湾地区、海洋関連問題で中国のイメージを毀損し、中国を非難し、中国の内政に粗暴に干渉し、中国と周辺諸国との関係に意図的に水を差し、国際関係の基本準則に深刻に違反した。中国は強い不満と断固たる反対を表明し、すでに関係方面に厳正な申し入れを行った。

台湾問題は完全に中国の内政であり、台湾問題の解決は中国自身の事である。中国は、最大限の誠意をもって、最大限の努力を尽くして、両岸の平和的統一という将来を目指すが、いかなる者、いかなる勢力が平和という看板を掲げて中国の内政に干渉することも断じて受け入れない。

中国は、南中国海諸島及びその周辺海域に対して争う余地のない主権を有している。中国側が自国の領土で建設活動を行い、中国海警局の船舶が中国の管轄海域で権益維持・法執行活動を行うことは、合理的かつ合法的であり、非難の余地はない。中国は国連海洋法条約の締約国として、同条約を含む国際法を一貫して誠実に履行しており、南中国海仲裁裁判の不法な裁定を受け入れることも、承認することもない。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年8月22日

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