米日韓の中国に関する否定的発言に中国外交部「強い不満と断固反対」

人民網日本語版 2024年06月04日16:13
米日韓の中国に関する否定的発言に中国外交部「強い不満と断固反対」

米国、日本、韓国の3ヶ国がこのほど中国関連の否定的発言をしたことについて、中国外交部(外務省)の毛寧報道官は3日の定例記者会見で、「米日韓は3ヶ国の防衛相会合や外務次官協議を利用していわゆる『自由で開かれたインド太平洋戦略』を推進し、台湾問題にあれこれ口を出し、中国の内政に粗暴に干渉し、南中国海問題で再び中国に悪意ある非難を仕掛け、中国の顔に泥を塗り、中国と周辺国の関係を悪化させようと企んでいる。これは国際関係の基本的な準則にひどく違反するものであり、中国は強い不満と断固たる反対を表明する」と述べた。

毛報道官は、「中国はブロック政治を弄すことに断固反対し、矛盾を引き起こし激化させ、他国の戦略・安全・利益に損害を与えるいかなる言動にも断固反対し、アジア太平洋地域が閉鎖的・排他的な『小集団』になることに断固反対する。米国は『同盟関係を強化して中国に反対することは求めない』との態度表明を行動に移すべきであり、他国の戦略・安全・利益とアジア太平洋地域の人々の幸福を犠牲にすることを代償として自分たちの利益を追い求めてはならない」と述べた。

毛報道官は、「『一つの中国』原則は国際社会の普遍的な共通認識であり、国際関係の基本的な準則であり、台湾問題は完全に中国の内政であり、いかなる外部勢力の干渉も容認しない。現在、台湾海峡の平和にとって最大の脅威は『台湾独立』分裂行為と外部勢力の黙認・支持だ。関係国が本当に台湾海峡の平和安定に関心があり、本当に世界の安全・繁栄を気に掛けるなら、『一つの中国』原則を遵守し、旗幟を鮮明にして『台湾独立』分裂行為に反対し、中国の国家統一を支持すべきだ」とした。

また毛報道官は、「中国は揺るぎなく自国の領土主権と海洋権益を守り、揺るぎなく直接の紛争当事国との対話・協議を通じて二国間の南中国海問題を適切に処理し、同時に域外の国家が介入し、事態をエスカレートさせることに断固反対する。米国はここ数年、一部の国が海上で中国に対する挑発や権利侵害を行うようたびたびそそのかし、これを支持し、また同盟国を集めて南中国海を含む中国周辺海域で軍事演習と接近偵察活動を頻繁に展開し、武力を誇示し、威勢を見せつけ、地域の緊張を激化させており、すでに地域の平和安定にとって最大の脅威と挑戦になっている」とした。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年6月4日

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