米日関係は他国を標的にし他国の利益を損なうべきではない

人民網日本語版 2024年04月12日10:55
米日関係は他国を標的にし他国の利益を損なうべきではない

外交部(外務省)の11日の定例記者会見で、毛寧報道官が米日首脳会談の中国関連発言について質問に答えた。

【記者】日本の岸田文雄首相が訪米中だ。双方はミサイルシステムの強化や米英豪の安保枠組み「AUKUS」への日本参加の可能性を含め、安全保障関係を拡大して中国に対抗することに焦点を合わせている。また、バイデン大統領はフィリピンのマルコス大統領を米日比首脳会談に招待した。このことについてコメントは。

【毛報道官】米日は中国側の重大な懸念を顧みず、台湾問題や海洋関連問題で中国を中傷し、中国の内政に粗暴に干渉し、国際関係の基本準則への重大な違反を犯している。中国はこれに強い不満と断固たる反対を表明し、すでに関係方面に厳正な申し入れを行った。

米日関係は他国を標的にしたり、他国の利益を損なったりするべきではなく、地域の平和と安定を損なうべきではない。中国は、冷戦思考を抱いて小集団政治を行うやり方に断固として反対し、対立を作り出し、激化させ、他国の戦略的安全保障と利益を損なう言動に断固として反対する。

台湾問題は完全に中国の内政であり、いかなる外部勢力の干渉も許さない。台湾問題において、米日両政府はいずれも中国に厳粛な約束をした。特に日本は、台湾地区に対する侵略と植民地支配という重大な歴史的罪責も負っており、特に約束を厳守し、言動を慎むべきである。また、我々は米国に対して、「台湾独立」を支持しないというバイデン大統領の約束を行動に移すよう促す。

釣魚島及びその附属島嶼(日本名・尖閣諸島)は古来中国固有の領土であり、中国の主権を侵害する不法行為に中国は毅然たる対応を取る。中国は南中国海諸島及びその周辺海域に対して争う余地のない主権を有しており、引き続き対話と協議を通じて関係当事国と海洋関連の問題を適切に処理し、南中国海の平和と安定を共同で維持することを望んでいる。これと同時に、中国の領土主権と海洋権益の侵害は許さず、自らの合法的権利を守る中国の決意と意志は確固不動たるものだ。

米日が事実と真相を歪曲し、中国の領土主権を深刻に害し、国際法と国際関係の基本準則への重大な違反を犯していることこそが、地域の平和と安定に対する真の脅威だ。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年4月12日

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