北京南駅の自動運転テストが開始へ、年末までに体験可能に

人民網日本語版 2024年05月17日13:39

大興国際空港に続き、北京南駅も「自動運転タクシー」のテストを迎える。北京市自動運転弁公室はこのほど、北京経済技術開発区・北京南駅間の自動運転テストの範囲を明確にした。これは北京初の高速鉄道駅自動運転テストが正式に開始することを意味する。人民網が伝えた。

北京南駅は鉄道、地下鉄、都市鉄道、路線バス、タクシーという5つの交通手段を一体化した現代化大型総合交通ハブだ。北京・天津・河北に寄与し、上海・南京・杭州に通じ、安徽・江西・福建へとつながる。1日当たりの利用客数は30万人近く、駅の関連施設が揃っている上、スマート停車などの機能を持ち、自動運転の実施条件が良好だ。モデルエリアと北京市交通管理局、北京市都市管理委員会、首発集団などの関係管理機関は、エリアの交通状況及び市民の移動需要を総合的に考慮し、最終的に双方向の走行距離が32kmと58.6kmの2本の自動運転テスト道路を設定した。それぞれ博大路―南四環―馬家堡西路、南五環―京開高速道路―南三環及び三環側道を経由し、開陽路を経て北京南駅に至る。同時に周辺2.2平方kmをテスト関連エリアとし、北京南駅立体駐車場に自動運転専用の駐車スペースを設置。

乗客はいつ「自動運転タクシー」に乗り北京南駅を行き来できるようになるのだろうか。自動運転弁公室は関連企業と協力し、すでに先行エリア高速道路テスト資格を持つ自動運転車の公道テストを推進し、年末までに乗客ありの乗り継ぎの選択肢を提供できる見込みだ。その際、乗客はアプリで予約し、北京経済技術開発区の任意の自動運転乗り継ぎ地点で乗降車し、既定の乗り継ぎ路線により北京南駅を行き来でき、自動運転が日常生活にもたらす利便性と効率性を享受できるようになる。

大興空港はこれまで常態化自動運転乗り継ぎを開始しており、蘿蔔運力、小馬智行、文遠知行、安途智行の4社の車40台を受け入れている。累計テスト距離は22万km以上で、安定的に運営されている。関係政府当局はすでにルート計画、政策開放、車両監督管理などの面で、再現可能な協同管理スタイルを徐々に形成しており、今後の企業のシーン構築への参加の基礎を固めている。

北京南駅、豊台駅、朝陽駅、清河駅、副都心駅の5つの重点鉄道ハブ駅及び大興国際空港、首都国際空港の「5駅・2空港」の自動運転乗り継ぎは、モデルエリア3.0段階エリア拡大建設で構築する重点シーンだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年5月17日

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