中国初の無人パトカー、北京経済技術開発区で公道試験を開始
北京経済技術開発区「スマートにパトロール、平安をサポート」無人パトカー始動イベントが16日、大族広場で行われた。新石器慧通(北京)科技有限公司(以下「新石器公司」)がイベントの会場で、北京市ハイレベル自動運転モデルエリア活動弁公室(以下「市自動運転弁公室」)が発給する無人パトカー公道試験通知書を取得した。科技日報が伝えた。
北京市ハイレベル自動運転モデルエリア(以下「モデルエリア」)の建設を拠り所として、同開発区全域を中核として都市レベルプロジェクト試験プラットフォームを構築することにより、ますます多くの自動運転車が閉鎖空間のテストコースから都市の公道に向かうようになり、応用シーンが持続的に拡大している。今回正式に始動した無人パトカーは中国初の公道試験を承認された無人パトカーでもあり、同開発区でいち早く公道試験を行うことになった。
計画によると、同開発区の平安建設弁公室が市自動運転弁公室と市公安局大興分局と共同でリサーチを行い、それを推進し、同開発区巡防大隊を元に「同開発区無人移動・パトロール宣防車分隊」を設立し、新石器公司が独自に開発した15台の無人パトカーを配備し、モデルエリアの60平方キロメートルの範囲内において、開発区内の複数エリア、地下鉄駅、商業施設広場など人が密集する重点箇所で、24時間体制でパトロールを実施する。そしてパトロール・警戒、大型イベントの警備、宣伝・注意喚起、緊急救援などの任務を担当する。
新石器公司のパートナーで上級副総裁の張衛玲氏は、「当社の無人パトカーはレベル4の自動運転技術と冗長性安全防護を備えており、エリアの張り込み、ワンタッチによる救助要請、パトロール、法規宣伝、緊急指揮などの機能を持つ」と述べた。技術イノベーションでは、無人パトカーの安全システムは新石器公司が独自に開発したソフト・ハードウェアの協同で構成される。うち360度マルチセンサーの融合センシングにより、観測範囲は120mに達する。また新石器公司が独自に開発したNeowise計算プラットフォームは254TOPS(毎秒254兆回)の計算力を提供でき、無人パトカーは道路状況に基づきリアルタイムで計算・対応し、車両の運転安全を保証する。新石器公司にとってこれは無人配送に続き深く探求する重要な新しいシーン・新しい応用だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年1月18日
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