地球と月の新たな写真! 中継衛星「鵲橋2号」のミッションが無事成功

人民網日本語版 2024年04月12日13:26

国家航天局によると、中継衛星「鵲橋2号」が軌道上での相互通信試験を完了した。評価の結果、中継衛星プラットフォームとペイロードは正常に作動し、その機能と性能がミッションの需要を満たしており、月探査4期及び後続する中国内外の月探査ミッションに中継通信サービスを提供できる。ミッションは無事成功した。人民日報が伝えた。

キャリアロケット「長征8号」の衛星搭載カメラが3月20日、撮影を行った。「鵲橋2号」がキャリアロケットから切り離され、ソーラーウィング及び傘型アンテナが順調に展開された。画像の左側は「天都」試験衛星。

キャリアロケット「長征8号」の衛星搭載カメラが3月20日に撮影した画像。「鵲橋2号」がキャリアロケットから切り離され、ソーラーウィング及び傘型アンテナが順調に展開された。画像の左側は「天都」試験衛星。

「鵲橋2号」は3月20日に打ち上げられた後、途中修正、月接近時の減速、月周回軌道制御を経て、4月2日に計画通りに24時間周期の月周回大楕円使命軌道に入った。同月6日、「鵲橋2号」は月の裏側で探査ミッションを実施中の月探査機「嫦娥4号」との相互通信試験を行った。そして同月8、9日に月探査機「嫦娥6号」(地上状態)との相互通信試験を行った。

それに先駆け同時に打ち上げられた通信技術試験衛星「天都1号」「天都2号」は3月29日に月周回使命軌道に入り、4月3日に2基の分離に成功し、現在は一連の通信技術検証を実施中だ。

「天都2号」が4月8日、撮影を行った。波長8−14umの遠赤外線スペクトル範囲の月イメージングデータ、その背景にある小さい天体は地球だ。

「天都2号」が4月8日に撮影した画像。波長8−14umの遠赤外線スペクトル範囲の月イメージングデータ、その背景にある小さい天体は地球だ。

「鵲橋2号」は今後計画に基づき、「嫦娥4号」および間もなく打ち上げる「嫦娥6号」ミッションに中継通信サービスを提供するとともに、タイミングを見計らい科学探査を実施する。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年4月12日

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