深圳大学、嫦娥5号月土壌サンプルの受け取りが認可

人民網日本語版 2023年08月09日14:23

中国工程院院士で、深圳大学地球深部科学・グリーンエネルギー研究院院長の謝和平氏が7日、国家天文台で月探査機「嫦娥5号」の月土壌サンプル100mgを受け取った。深圳市の大学・科学研究機関が真正の月サンプル取得を認可されたのは初めて。中国新聞網が伝えた。

チームの説明によると、今回の月土壌申請は主に、深宇宙真空電磁変動環境下の月土壌粒子間の動力・熱伝達メカニズムの研究を考慮した。月探査事業の視点から見ると、同研究は粒子相互作用理論予測モデルを構築し、月土壌関連プロジェクトの設計に理論的基礎を提供する見込みだ。惑星科学の視点から見ると、同研究は真空中の任意の物質粒子体系まで広がり、原始惑星系円盤の成長などの現象に正確な予測・分析を提供できる。量子物理学の視点から見ると、同研究は真空電磁ゆらぎ効果に検証と予測・分析を提供し、物理力学の発展に新たな方向性を提供できる。

国家航天局は今回の嫦娥5号月サンプルの申請に対して、業界専門家の評価・審査、月サンプル専門家委員会の評価、月探査・宇宙事業センターの審査を経て、16の科学研究機関及び大学からの60件の申請が認可された。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年8月9日

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