11月に入って2回目の寒波襲来へ 北方エリアでは気温急降下の予想
中国はここ数日、寒気の影響が一段落し、気温が上昇モードに転じている。モニタリングによると、20日午後、中国南方エリアの大部分で気温が20度以上に達したほか、華北平原の多くの地域でも10度以上となった。21日と22日もポカポカ陽気となり、南方エリア、北方エリアともに気温がここ最近で最高になる予想されている。ただ、11月に入って2回目となる寒波の襲来が始まっており、21日から24日にかけて、寒波の影響が西から東へと広がりそうだ。そのため、北方エリアでは気温が急降下し、12度以上下がる所もある。東北エリアでは再び雪となり、局地的に豪雪となる可能性もある。中国天気網が報じた。
気温が最も下がるのは24日となる予想で、内蒙古(内モンゴル)自治区東部や黒竜江省の大部分では、日中でも気温が氷点下10度以下となり、中には最低気温が氷点下20度以下になる地域も多いと予想され、凍えるような寒さとなりそうだ。華北平原一帯の最高気温も5度前後までしか上がらず、厳しい寒さとなりそうだ。例えば、遼寧省瀋陽市の21日の予想最高気温は13度であるのに対して、24日は18度も下がって氷点下5度となる見込みだ。吉林省長春市を見ると、21日の予想最高気温は7度であるのに対して、24日は急降下して氷点下7度となると見られる。
11月に入り、東北エリアでは何度も大雪が降り、20日午後2時の時点で、黒竜江省東部の一部の地域では25センチ以上の積雪となっている。積もった雪が解ける間もなく、今回の寒波襲来で、東北エリアではまた雪が降ることになりそうだ。
気象専門家は、寒波襲来前後は気温の変化が激しく、特に内蒙古自治区や東北エリア、華北エリア、黄淮エリアなどでは、気温が急激に下がるため、寒さ対策をして、暖かい服装をするよう注意を促している。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年11月21日
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