中国北方エリアの気温急降下へ 局地的に10度下がる所も
人民網日本語版 2023年11月03日15:20
10月末、中国各地の気温は「高止まり」し、寒気は「活動休止中」のような状態となった。ただ、11月に入り、寒気の活動が次第に活発になりそうだ。中国中央気象台は、向こう10日間、中国に影響を与える寒気の勢いが著しく高まると予想している。強風や気温低下、雨、雪などをもたらす寒気「3連発」となりそうだ。
中央気象台の首席予報士・符嬌蘭氏によると、寒気の影響を受け、11月2日から3日にかけて、中国北西エリアの東部や華北、東北エリア、黄淮エリア、江漢エリアなどの気温も4度から6度ほど下がると予想している。また、4日から6日にかけては、新たな寒気が北から南へと移動して、中国中・東部の大部分に影響を与え、気温が4度から6度ほど下がり、内蒙古(内モンゴル)自治区や東北エリア、江淮エリアなどでは気温が8度から10度ほど、局地的には10度以上下がると予想されている。
さらに8日から9日にかけては、別の寒気が南下し、江南エリアや華南エリア北西部、貴州省といった地域ではまとまった雨、または大雨が降ると予想されている。
気温が各地で急降下し、中国のほとんどの地域の気温が例年並み、または例年より低くなりそうだ。気温が急降下する地域は広範囲にわたり、東北エリアや華北エリア、黄淮エリアなどでは、秋から冬へと季節が変わるのを実感できそうだ。また、長春や瀋陽、鄭州といった省都級都市16都市の気温も立秋以降で最も低くなり、ズボン下や厚手の上着、ひいてはダウンジャケットの準備が必要になってきそうだ。暖かい服装を心掛けて、風邪などを引かないよう注意しよう。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年11月3日
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