「デジタルシルクロード」の建設、共同建設国のインターネット発展水準を牽引

人民網日本語版 2023年11月09日13:29

中国サイバー空間研究院は8日、2023年世界インターネット大会烏鎮サミットで「世界インターネット発展報告書2023」青書を発表した。中国新聞網が伝えた。

今年の報告書は、低開発の国のインターネット発展状況により注目するようになり、21の発展途上国のインターネット応用状況を分析した。その中で、ラオス、ミャンマー、アンゴラなどの15の「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設国のインターネット応用の成長率が、選ばれた先進国の平均成長率を上回った。中国サイバー空間研究院の夏学平院長は、「これは『一帯一路』イニシアティブ、特に「デジタルシルクロード」建設の、こうした国のインターネット発展における牽引的役割をある程度示している」と述べた。

同報告書は、「米国と中国のインターネットの発展水準が引き続きリードしている▽シンガポール、オランダ、韓国、フィンランド、スウェーデンなどの国は上位につけている▽欧州諸国のインターネット発展の実力は一般的に高い▽中央アジアとアフリカのインターネットの発展には依然として大きな向上の余地が残されている」と総合的に分析した。

同報告書によると、世界の主要エコノミーはこの1年にわたり、通信ネットワークインフラの戦略的展開を強化し、5Gの応用・普及を促進し、IPv6の大規模展開及び応用を加速させた。2022年末現在の世界の5G基地局設置総数は前年同期比72%増の364万ヶ所以上、5Gネットワークの世界の人口カバー率は33.1%で、世界の5G接続ユーザー数は10億1000万人以上。また同年12月現在、世界の半数以上の国・地域の総合IPv6の導入率が30%以上になっている。

サミットではさらに「中国インターネット発展報告書2023」青書が発表された。同報告書はデジタルインフラ整備、デジタル経済発展、ネットコンテンツの制作などの面から、中国のインターネット発展の新たな状況、新たな進展、新たな成果を示している。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年11月9日

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