西蔵の全ての郷・鎮で5Gが開通 青蔵高原の活力を喚起
人民網日本語版 2023年10月18日09:13
西蔵(チベット)自治区阿里(アリ)地区改則(ゲルツェ)県古姆(グム)郷でこのほど5G基地局が完成すると、同自治区の全ての郷・鎮で5Gが開通し、通信の「デジタル天路」が青蔵高原のより多くの活力を喚起している。
同自治区通信管理局によれば、現時点で、同自治区の情報通信業界が5G建設で行った投資は32億元(1元は約20.4円)に達し、建設した5G基地局は累計8710ヶ所になり、5Gユーザーは184万人に発展し、自治区全体で人口1万人あたりの5G基地局数は23ヶ所になった。5Gネットワークのサービス能力水準が向上を続けて、高原の経済・社会の質の高い発展に力強い原動力を注入している。
5Gネットワークが安定的にカバーすることで、西蔵の産業の発展にはより高い収益がもたらされるようになった。山南市雅礱エコ農牧業有限公司は農産物の生産・販売・加工及び農業生産委託管理サービスを一体化した農業テクノロジー企業だ。西蔵聯通は同社と協力してスマート温室プロジェクトを建設し、モノのインターネット(IoT)技術を応用し、農業の温室栽培の生産自動化と管理スマート化を実現し、トウモロコシの生産量が15%増加し、トマトの生産量が29%増加した。毎年人件費を650万元削減でき、メンテナンスのコストも半分に下がった。
同局の関係責任者は、「5Gネットワークは青蔵高原で農村振興と農牧エリアのスマート教育・医療・観光などを推進するための情報化の基礎を打ち立てた、今後、西蔵の通信業界は5G技術資源の優位性を持続的に発揮し、デジタル西蔵建設に主体的にサービスを提供し、これと融合して、5Gデジタル化製品・サービス経験によって多くの分野にエンパワーメントしていく」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年10月18日
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