「新インフラ」に力を入れる福建省、25年に5Gユーザー普及率70%を目指す

人民網日本語版 2023年08月21日08:40

「新インフラ」はすでに、福建省の全面的な質の高い発展推進の新たなエンジンになっている。公式資料によると、福建省の通信インフラは「ダブルギガ時代」への前進を加速している。今年6月現在で完成した5G基地局数は8万9000ヶ所で、すべての郷・鎮・鎮区及び85%以上の行政村の5Gカバーを実現しており、全国に先駆けて海岸沿線30キロメートルの5Gカバーを実現した。中国新聞網が伝えた。

福建省通信管理局の何強1級巡視員は17日、「福建省は2025年に10G-PON以上のポートを70万基完成させ、ギガ級ブロードバンド接続ユーザーの割合を32%にし、5G基地局を12万ヶ所完成させ、5Gユーザーの普及率を70%にすることを目指す」と述べた。

福建省の経済発展の「3頭立ての馬車」としての福州市、厦門(アモイ)市、泉州市は「新インフラ」を積極的に展開している。福州市党委員会常務委員を務める張定鋒常務副市長は、「福州市は『デジタル福州』という国際ブランドを掲げ、『デジタル応用第一都市』を建設する。閩港データ災害復旧・ストレージセンターや閩港デジタル経済一体化などの『新インフラ』プロジェクトの建設を推進し、データ越境流動の先駆けた試行を推進する」と述べた。

厦門市はプロジェクト牽引を強化し、スマート計算センターやスマート新空港など複数の応用シーンプロジェクトを策定している。厦門市の季翔峰副市長は、「『都市ブレーン』の最適化・高度化の推進を急ぎ、『ダブルギガ』ネットワークの建設を深め、厦門オリンピックスポーツセンタースマート化プロジェクトなどの早期完成と使用開始を推進し、厦門データ港を建設する」と述べた。

泉州市はデジタル経済と製造業の質の高い融合という特色・優位性をさらに発揮し、ビッグデータのプラットフォーム化建設に力を入れ、特色未来産業を育成する計画だ。泉州市の汪志紅副市長は、「靴・衣料品・繊維、石材、陶磁器などの重点業界のビッグデータプラットフォームの建設を支援し、空天ビッグデータセンター及び映像ビッグデータセンターの構築に力を入れる」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年8月21日

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