上場企業の半期決算が発表 50%超が純利益の成長を実現
中国では上場企業の半期決算の発表シーズンが終わりに近づいている。データによると、A株市場は8月28日の取引終了時点で、上場企業のうち2743社が半期決算を発表しており、純利益の前年同期比成長を達成した企業が50%を超えた。業績が回復した企業は、ホテル、飲食、旅行、太陽光発電設備、新エネルギー自動車などの産業に集中した。
市場調査会社のデータを見ると、半期決算を発表した2743社のうち、売上高(営業収益)の前年同期比成長を達成した企業は1644社あり、全体に占める割合は59.93%だった。純利益の成長を達成した企業は1503社で、割合は54.79%だった。
複数のトップ企業が目覚ましい成果を上げた。消費財分野では、貴州茅台の売上高(営業収益)が同20.76%増の695億7600万元(1元は約20.0円)に達し、5年ぶりの最高を更新した。宅配便業界では、順豊控股の上場会社の株主に帰属する当期純利益が同66.23%増の41億7600万元に達した。通信業界では、3大キャリアの業績が全面的に増加した。そのうち中国聯通(チャイナ・ユニコム)は売上高(営業収益)、利益共に上場以来の同期の記録を大幅に更新した。
サービス業の業績が大幅に回復した。飲食業界では、同慶楼の純利益は同589.46%と大幅増の1億4600万元に達した。全聚徳の売上高(営業収益)は同104.06%増の6億6800万元となり、黒字転換を実現した。ホテル業界の収益も持続的に回復した。ホテル経営・管理を主業務とする金陵飯店は、売上高(営業収益)が同34.7%増の約8億8700万元に上った。
新エネルギー車や太陽光発電など新興産業の好調さが目立った。上半期に比亜迪(BYD)は同72.72%増の2601億2400万元の売上高(営業収益)を達成し、同204.68%増の109億5400万元の純利益を実現し、業績が急速に伸び続けた。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年8月30日
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