米が中国の27のエンティティを未検証リストから除外　中国商務部がコメント

BISの公式サイトのスクリーンショット

このほど米国が中国のエンティティ（企業・団体・個人）を輸出規制対象となる「未検証リスト」から除外したと発表したことについて、中国商務部（省）の報道官は22日に「中国は関連の状況に注意している。中米双方のこれまでの共同努力を通じて、中国の27のエンティティが最終的に『未検証リスト』から除外された。これは中米両国企業が正常な貿易を展開する上でプラスであり、双方の共同の利益に合致する。誠意をもった協力、互恵・ウィンウィンの原則に基づきさえすれば、双方の企業のどちらにも有益な解決方法を探し出すことが完全に可能であることを物語っている」とコメントした。

米商務省産業安全保障局（BIS）の公式サイトによると、現地時間の21日、同局は「米商務省が33のエンティティを『未検証リスト』から除外」とした。そのうち、中国のエンティティが27含まれていた。

このほかにリストから除外されたのは、インドネシア、パキスタン、シンガポール、トルコ、アラブ首長国連邦（UAE）のエンティティだった。

米商務省のマシュー・アクセルロッド次官補（輸出管理担当）は、「私たちがリストから33のエンティティを除外したことは、企業やその所在国の政府とBISが協力して、最終用途の検証が成功裏に終わり、着実なメリットを得られることを物語っている」と述べた。

2022年2月7日、米商務省は中国の33のエンティティを輸出規制対象の「未検証リスト」に入れた。これに対し、中国商務部は「米国は『エンドユーザーについての検証を十分に行うことができないため、信頼性を確かめられない』ことを理由にして、中国のエンティティを『未検証リスト』に入れた。中国はこれに断固反対する」としていた。（編集KS）

「人民網日本語版」2023年8月23日