猛暑が続く中国で「両目しか出さない」しっかり日焼け対策が人気に
夏休み期間中に旅行に出かける人が多くなっているほか、厳しい暑さが続いているのを背景に、中国では日焼け防止グッズが爆発的人気となっている。今年は、物理的に日差しを遮るタイプの商品の売れ行きが絶好調で、日焼け防止の新たな特徴となっている。広州日報が報じた。
「両目しか出さないというのが理想」と話すのは、毎日20分、電動アシスト付き自転車に乗って職場に通っている曹さん。「日焼け防止用のフェイスマスクを身に付けると、養蜂家にそっくり。今年、家族みんなが日焼け防止グッズに使ったお金を合わせると1千元以上(1元は約19.9円)になる。帽子、サングラス、子供用の日焼け止めクリーム、8月に海に行くための『SPF50+の日焼け止めクリーム』、日焼けした後用のケアクリーム、日焼け防止用のフェイスマスク、アームカバーなどを買った。今年の出費は去年よりかなり多い」と話す。
広州のあるスーパーの店員は取材に対して、「今年は日焼け止めクリームや日焼け止めスプレーがよく売れている。今年は特に暑いほか、旅行や出張に行く人が多く、自宅勤務する人が減ったからだと思う。日傘やアームカバー、UVカットマスクなど、物理的に日差しを遮るタイプの商品の売れ行きが絶好調で、たびたび商品を仕入れなければならない」と話した。取材したところでは、オンラインショップなどでは、フェイスマスクやアームカバーの月間販売数が1万点以上になっているケースも多かった。値段は9元から約100元までピンキリだ。
中国商務部(省)研究院電子商務(EC)研究所の洪勇副研究員は、「日焼け防止グッズ市場の細分化により、消費者にさらに多くの選択肢が提供され、市場のニーズの高まりが一層刺激されている」との見方を示す。
さまざまな日焼け防止グッズを使って「完全武装」
日焼け防止グッズには、日焼け防止用の服やフェイスマスク、日傘、サングラスなど、身に付けて日差しから直接身体を守るタイプと、日焼け止めクリームや日焼け止めスプレーなどで紫外線から身体を守るタイプのものがある。
最近では、その2つのタイプの日焼け防止グッズを上手く使って「完全武装」し、日差しから身を守っている人が増えている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年8月9日
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