自動でカーブし車線変更する小型路線バス、ルート設定と障害物回避が可能な自動清掃車、自動運転機能を搭載した自動販売車……第1弾となる7種のスマートコネクテッドカーがこのほど、西部(重慶)サイエンスシティ金鳳都市中心地で走行を開始した。西部(重慶)サイエンスシティスマートコネクテッドカーモデルエリア1期も今年8月に完成する予定だ。
スマートコネクテッド小型路線バスはサイエンスシティ対外協力交流センターから出発し、約3キロメートルのスマートコネクテッドカーモデル区間がある。この小型バスは状況に応じ加速できるだけでなく、複数回の車線変更を行い、車が最も少ない車線を選び走行することができる。割り込み車両があった場合には自動で減速し、慎重に回避する。
この小型バスがこれほど「賢い」のは、車・道路・クラウド一体化のスマートコネクテッドカー技術ソリューションによるものだ。具体的には、道路側の設備が信号の時間と状態を収集しクラウドに伝送すると、クラウドは交通状況を把握できる上、小型バスのために最適化された通行スピードを計算し、なるべく青信号の時に通行し、赤信号待ちを減らすのをサポートする。
サイエンスバレーのあるオフィスビルの前で、全長2.5メートルで全高1メートル余りの低速自動パトロールカーがパトロールに専念していた。車窓から中を見ると、運転席と助手席に人がいなかった。これは真の意味での自動運転車であることは間違いない。走行中のハンドルは映画のワンシーンのように自動で回転し、元に戻り、ベテランドライバーが操作しているかのようだ。ルーフには複数のカメラとセンサーが設置されており、360度死角なしで画像をキャッチし、道路状況を事前に感知し、歩行者に自ら道を譲る。自動で停車のタイミングを判断し、遠隔通話やワンタッチ通報などを実現している。
またここには低速自動清掃車、低速自動販売車・配送車の姿も見られる。
西部車網(重慶)有限公司の常雪陽副総経理は、「これは従来の無人車ではなく、モデルエリアのインフラ及びクラウドコントロールと車・道路・クラウド一体化を形成できる。これはクラウドに教習指導員がいるのに相当し、モデルエリア内の異なるレベルの車に運転の提案を行う。より高速、安全、効率的にハイレベル自動運転を実現できる」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年8月1日