中国初の国際マングローブ林保護ハイレベルフォーラムが7月26日、広東省深セン市で開幕した。同フォーラムの取材で、中国のマングローブ林の面積は今世紀初頭と比べて7200ヘクタール以上拡大し、面積縮小の傾向から、拡大へと完全に転じたことが分かった。マングローブ林の面積が純増加に転じた国は世界でも数ヶ国しかない。
マングローブ林は熱帯・亜熱帯地域の淡水と海水の混ざり合う場所に生育している自然資源で、独特な生態系を作り出しており、湿地生態系における重要な生態系タイプでもある。中国のマングローブ林の面積は2万9200ヘクタールで、その約65%が各種自然保護地内にある。
今回のフォーラムには、29ヶ国の代表のほか、ラムサール条約事務局、国際連合食糧農業機関(FAO)といった国際組織の代表約160人が参加している。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年7月27日