習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席、中央財経委員会主任)は20日、中央財経委員会第2回会議を開き、耕地保護の強化、塩類・アルカリ土壌の総合的な改造・利用の問題などを検討した。新華社が伝えた。
習総書記は会議で重要談話を発表し、「食糧安全保障は『国之大者』(党と国家の前途命運、中華民族の偉大な復興、人民の幸福と安寧、社会の長期的安定等に関わる、国家にとって大事なもの)であり、耕地は食糧生産の鍵だ。耕地の保護をしっかりと強化し、耕地の質の向上に全力を挙げ、塩類・アルカリ土壌の総合的利用の潜在力を十分に掘り起こし、農業生産の余地を着実に拡大し、農業の総合生産能力を高める必要がある」と強調した。
会議は「新時代の新たな道のりにおいて、耕地保護の任務は軽減されるどころか、一層極めて困難になっている。問題志向、目標志向を堅持し、法則を尊重し、その土地の状況に応じた対策を講じ、長期にわたり努力し続けて、耕地保護をさらに強化しなければならない。耕地保護は体系的な事業であり、量と質の両立、厳格な法執行、体系的推進、永続的利用など重大な要求を特にしっかりと把握して、さらに力強い措置を講じる必要がある。塩類・アルカリ土壌の総合的な改造・利用は、耕地保護と改善において重要だ。中国は塩類・アルカリ土壌が多く、耕地の塩類・アルカリ土壌化が激化している地域もあり、塩類・アルカリ土壌の総合的な改造・利用には重大な意義がある。塩類・アルカリ土壌の総合的な利用の潜在力を十分に掘り起こし、既存の塩類・アルカリ土壌耕地の改造・改良を強化し、耕地の塩類・アルカリ土壌化の趨勢を効果的に抑え込み、塩類・アルカリ土壌の特色ある農業の取り組みを成し遂げる必要がある」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年7月21日