ノルウェー・スヴァールバル諸島のニーオーレスンで25日に撮影された中国北極黄河基地。(画像提供は中国北極科学調査隊)
中国の科学調査隊員3人が24日午後、ノルウェー・スヴァールバル諸島に位置する中国北極黄河基地に到着した。中国の科学調査隊員は今後7ヶ月余りにわたり、黄河基地で複数種類の科学研究調査活動を実施する。新華社が伝えた。
黄河基地の責任者である何昉氏は、「今年は主に自然資源部(省)傘下の中国極地研究センター、中国科学院傘下の機関、地方の大学などの41人の科学調査隊員が黄河基地に滞在する。黄河基地の夏季科学調査隊滞在は2020年以来初めてで、夏季は67日、冬季は154日の基地滞在を計画している」と説明した。
何氏によると、隊員は基地滞在期間中に9件の科学研究プロジェクトの現場調査活動を実施する。研究分野には陸地生態、海洋生態、宇宙物理学、氷河変動のモニタリングなどが含まれる。科学調査隊はさらにノルウェー側と協力し、北極の環境汚染物に対する共同調査・研究を行う。
中国は2004年7月に北緯79度のスヴァールバル諸島のニーオーレスンで、初の北極科学調査基地である黄河基地を設立した。中国は同諸島で北極科学調査基地を設置した8番目の国になった。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年7月26日