江西省発展・改革委員会が24日に明らかにしたところによると、江西省は現在まで累計で2841ヶ所の充電スタンド、4万3490本の充電ポール(4707本の県・郷級充電ポールを含む。自家用を除く)、19ヶ所のバッテリー交換ステーションを稼働させている。充電ポール数が給油機数を超えており、充電ネットワークがほぼ完成した。中国新聞網が伝えた。
「充電ポールが近所に設置された。今後は電気自動車の充電が便利になる」。江西省瑞金市で働く李さんは3年前に新エネルギー車を購入した後、充電問題に悩まされていたが、充電インフラの農村進出を褒めちぎっている。
江西省の充電インフラは近年、独占市場から競争市場へと発展している。民間資本が充電インフラ整備に積極的に参入し、充電ポールの数が増え続けている。しかし、各充電プラットフォームが単独で運営される上に、データの壁が存在することから、「充電ポールが見つかりにくい」「決済が難しい」といった現象が時おり発生していた。
江西省発展・改革委員会は2022年の年初、全省における充電インフラの相互接続を開始し、「贛雲充」などのプラットフォームがインターネット、ビッグデータ、人工知能などの技術によりデータの壁を取り払い、充電ポールの相互接続の加速的な推進を奨励した。江西省では現在、177社の充電ポール運営企業があり、40余りの充電入口が「贛雲充」に接続している。ユーザーは「贛雲充」アプリにより「ワンタッチ充電、ワンタッチ決済」を行える。
江西省南昌市に住む周さんは仕事の必要から、省内の各県・郷に頻繁に出張する。以前は県・郷によって充電ミニプログラムが異なり、大半が支付宝(アリペイ)や微信支付(WeChatペイ)をサポートしておらず、チャージしておく必要があり、多くのミニプログラムに残金が生じた。
周さんは、「以前は携帯電話に10種類近くの充電アプリを入れていた。相互接続後はほぼ1種を選ぶだけですぐに充電と決済が可能になり、チャージしておく必要もなくなった。チャージしたお金を引き出せないという悩みがなくなった」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年7月25日