(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)
6日、北京市地下鉄・柳芳駅の公共バス停留所の前に横付けされたように設置されたバスの八百屋「公交便民驛棧」には、人だかりができ、市民たちが手頃な価格の野菜や果物を購入していた。
バスを改造して作られたこの「バスの八百屋」は、実際に運行しているわけではなく、この場所に固定で設置されている八百屋だ。
朝8時、このバスの八百屋はすでに野菜や果物を購入するためにやって来た市民で賑わっていた。青と白、黄色の配色のこのバスには、野菜や果物を販売する4つの窓口が設置されており、左側には野菜が、右側には果物が並べられている。朝早くから、各窓口の前は多くの客で賑わっていた。ざっと数えて、20-30種類の果物と60-70種類の野菜が並べられており、豊富な品揃えとなっている。
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購入した野菜がいっぱい入った袋を提げていた陳さんは、「野菜はとても新鮮で、値段も手頃。会員になれば、会員価格で購入できてさらにお得。このバスの八百屋は人通りの多い場所に設置されているから、わざわざスーパーまで行かなくても、道路脇で購入して家に帰ることができ、とても便利」としていた。
販売スタッフは取材に対して、「営業時間は朝7時から夜10時。3月31日からテスト営業を始め、現在までずっと売れ行きは好調で、周辺の住民に喜ばれている」とした。
「公共バス」で野菜販売という物珍しい話題に、多くのネットユーザーから、「なかなかオシャレ。もっと増やしてほしい」という声が寄せられている。北京公交集団によると、同様の八百屋を3年以内に少なくとも300ヶ所設置し、北京市中心部から10キロほど外周を通る環状道路・北京五環内の各エリアをカバーし、ネットワーク状にしていく計画だという。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年4月7日