国防部(省)の30日の定例記者会見で、譚克非報道官は日比の中国関連発言について質問に答えた。
【記者】日本とフィリピンの外相や防衛相がそれぞれ会談を行った際、東中国海と南中国海における中国による軍事活動の強化に懸念を表明し、中国のこうした力による現状変更を示唆し、自衛隊とフィリピン軍の協力を緊密化するとともに、米国とも協力を強化すると述べた。この事についてコメントは。
【譚報道官】中国はアジア太平洋地域の平和と安定の維持に尽力しており、国家間の協力は地域の平和と安定に寄与するものであるべきで、第三国を標的にしたり、第三国の利益を損なうべきではないと一貫して主張している。このところ、一部の国々は冷戦思考とゼロサムゲームの考えに固執し、いわゆる「中国の脅威」「中国の軍事的脅威」などを口実に「小集団」を構築し、軍事力を拡張してきた。我々はこれに断固として反対する。
ここで強調したいのは、釣魚島及びその附属島嶼(日本名・尖閣諸島)は中国固有の領土だという点だ。中国は南中国海諸島及びその周辺海域に対して争う余地のない主権を有している。釣魚島や南中国海の問題における特定の国による権利侵害・挑発行為に対して、中国軍は必要な措置を講じて、自らの領土主権と海洋権益を断固として守っていく。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年3月31日