中国国務院新聞弁公室が19日に発表した「新時代の中国のグリーン発展」白書によると、中国は新型自然保護地体系をおおよそ構築した。新華社が報じた。
白書によると、中国は国家公園を主体に、自然保護区を基礎に、各種自然公園をサブとする自然保護地体系構築に取り組んでおり、第一陣として、三江源国家公園、ジャイアントパンダ国家公園、アムールトラ・アムールヒョウ国家公園、海南熱帯雨林国家公園、武夷山国家公園が正式に発足した。そして、生態系という面で重要なエリアにおいて、国家公園の設置を積極的、かつ秩序に基づいて着実に進めている。2021年末の時点までにすでに各級、各種の自然保護地が1万ヶ所近く設置されている。
白書は、生態系保護のためのレッドラインは国の生態系の安全のボーダーラインであり、生命線であると強調している。中国は生態系機能が極めて重要なエリア、生態系が極めて脆弱なエリア、重要な生態的価値を秘めているエリアなどを生態系保護のためのレッドラインに組み込み、集約され、最適化された自然保護地などにおいて、レッドラインによる重要な生態系空間の管理コントロールを実現している。現時点で、中国の陸域の生態系保護レッドラインの面積が国土面積に占める割合は30%以上となっている。
白書によると、中国の森林率や森林蓄積量は、30年以上連続で増加し続けており、世界において、増加した森林資源が最も多く、人工造林面積が最も大きな国となっている。中国は、世界において先頭を切って土地劣化に歯止めをかけ、荒漠化した土地と砂漠化した土地の面積がダブルで減少し、2030年までに土地の劣化を終わらせるという世界的な目標において、大きな役割を果たしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年1月20日