浙江省の寧波海威汽車零件股份有限公司がこのほど、年末ボーナスとして、社員に30グラムの金メダルを支給したというニュースが、中国のネットユーザーの間で大きな話題となっている。
2010年に立ち上げられた同社はこの約10年の間に、数十人の小さな会社から、敷地面積25万平方メートルの約1000人の社員を抱える大企業へと成長し、近年はグローバル化の布石打ちを進めており、北米に位置するメキシコにも生産拠点を建設した。
同社の「忠誠賞」授与式では、董事長が自ら金メダルを社員に手渡した。役職に関わらず、同社で勤続10年以上の社員には金メダル、勤続5年以上の社員には銀メダルが授与された。今回、同社は100万元(1元は約19.1円)をかけて、金メダル68枚、銀メダル226枚をオーダーメイドしたという。メダルの表には「忠誠賞」、裏には「海威と共に成長してくれてありがとう」という文字が刻まれている。金メダルには30グラムと20グラムの2種類を準備し、純度は999.9。銀メダルには200グラムと100グラムの2種類を準備したという。
現時点での金価格で計算すると、加工費などを含まなかった場合でも、30グラムの金メダルは1万2000元以上の価値があるという。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年1月17日