外交部(外務省)の25日の定例記者会見で、汪文斌報道官が中国の対外開放に関する質問に答えた。
【記者】第132回中国輸出入商品交易会(広州交易会)が24日に閉幕し、第5回中国国際輸入博覧会が来月初めに開幕する。中国の対外開放の新たな「リレー」を、世界は再び目撃することになる。この事について、コメントは。
【汪報道官】10年前の第18回党大会閉幕後、習近平総書記は広東省を視察に訪れ、「改革を中断せず、開放の歩みを止めない」ことを鮮明に表明した。その10年後の第20回党大会閉幕後、習総書記は第20期中央政治局常務委員と共に国内外の記者と会見した際、「中国の開放の扉はより大きく開かれていくのみだ。我々は確固不動として改革開放を全面的に深め、確固不動として質の高い発展を推進し、自らの発展によって世界により多くのチャンスを創造する」と強調した。この力強い約束は、中国の高水準の開放の拡大という決意が変わることはなく、発展のチャンスを世界と分かち合うという決意も変わることはないということを、改めて世界に示した。
中国輸出入商品交易会と中国国際輸入博覧会という2つの国際的催しは、中国による高水準の対外開放の推進、開放型世界経済の構築の生き生きとした実践である。中国の対外開放の縮図と称される中国輸出入商品交易会はすでに65年間にわたって開催されており、今回は出展企業が前回より1万社近く増加した。中国国際輸入博覧会は輸入をテーマとする世界初の国レベルの博覧会であり、過去4回の累計成約額は2722億ドル(1ドルは約148.1円)を超える。近く開催される第5回中国国際輸入博覧会では、企業展の出展企業募集が全面的に行われ、オンライン国家展もすでに昨日から試験的運営が始まった。これを利用して中国市場の新たなチャンスを分かち合う外国企業が増えるものと、我々は信じる。
しばらく前から経済のグローバル化は「逆風と逆流」に遭い、一部の国々は「デカップリングとサプライ・産業チェーンの分断」、科学技術を独占し、封鎖し、障壁を設けることを強引に推し進めようとしている。だが我々は、試練に直面するほど、なおさらに歴史の前進の論理に従い、時代の発展の潮流に順応し、より開放的な環境の下で、より質の高い発展を実現する必要がある。中国が逆風と逆流に阻まれることは決してなく、閉鎖的で硬直化した古い道を歩むことは決してなく、世界が相互閉鎖・分割の状態に戻ることも決してないだろう。
中国の発展は世界と切り離せず、世界の発展も中国を必要とする。我々は対外開放という基本国策を堅持し、互恵・ウィンウィンの開放戦略を揺るぎなく遂行し、絶えず中国の新たな発展によって世界に新たなチャンスを提供し、開放型世界経済の構築を後押しして、各国の人々により良く恩恵をもたらしていく。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年10月26日