安徽省安慶市にある特殊教育学校で音楽教師をしている張晨さん(36)は、14歳の時に病気で失明し、安徽省安慶市特殊教育学校に入学し、高等部を卒業すると、長春大学特殊教育学院に入学して音楽演奏を専攻した。そして大学卒業後は母校に戻り、教職に就き、視覚障害のある生徒たちを対象に、点字の授業のほか、音楽の授業も担当している。張さんは、音楽を通じて視覚障害のある生徒が心を開き、音楽に込められた命の彩りを感じて欲しいと教育に取り組んできた。そして視覚に障害のある生徒に特化した教育理念と専門知識をより深く学ぶために、張さんは大学院でさらに学ぶことを決心し、2020年に安慶師範大学音楽学院音楽教育専攻科を受験して合格した。張さんは今年、修士号を取得して卒業し、安慶特殊教育学校で再び教壇に立つようになった。張さんは、「自分自身の経験を生徒に伝えることで、彼らが自分に制限を設けることなく、勉学が人生に無限の素晴らしさをもたらすことを実感して欲しい」としている。中国新聞網が伝えた。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年9月13日