雲南省普洱(プーアル)市瀾滄拉祜(ラフ)族自治県にある景邁山は密林の奥深くにあり、そこには翁基布朗(プーラン)族の古寨(古村落)がある。景邁山古茶林文化景観の伝統的村落9村の一つとして、翁基古寨は悠久の歴史を持ち、プーラン族の原始的な生態文化が保存・継承されている。村人たちは何世代にもわたり同村に住み、茶栽培や農業に携わり、浮世離れした桃源郷のような土地での生活を送っている。人民網が伝えた。
景邁山古茶林は、自然林の風貌とエネルギーを兼ね備え、古茶の木の幹にはシダ類や寄生植物が生い茂っている。高木・低木・地生植物などの植生が自然と融合して原始的な生態空間を形成し、希少動植物のための優れた生存環境が保たれている。現在、景邁山では、15種類の絶滅危惧種が確認されており、絶滅危惧IB類(EN)が5種、絶滅危惧II類 (VU)が7種、稀少種が3種のほか、国家三級保護植物11種が含まれている。
「人民網日本語版」2022年7月12日