外交部(外務省)のサイトが伝えたところによると、王毅国務委員兼外交部長(外相)は8日にインドネシアのバリ島で開かれた主要20ヶ国・地域(G20)の外相会合に出席した。
王部長は、「G20は世界金融危機に対応するための国際協力に端を発し、第1回首脳会合において多国間主義を堅持し、パートナーシップを強化し、協力して挑戦に対応しなければならないことが明確にされた。世界の平和と発展が重大な挑戦に直面する中で、われわれは真の多国間主義を実践し続け、『3つのパートナー』であり続けるべきだ」と述べた。
第一に、相互に尊重し合い、平等に協議するパートナー。国際的な問題は各国がともに話し合いながら対応しなければならず、国際ルールは各国が共同で制定し遵守しなければならない。この世界にはただ1つのシステムしかなく、それは国連を核心とした国際システムだ。この世界にはただ1つの秩序しかなく、それは国際法を基礎とした国際秩序だ。このことは国際社会の共通認識になっている。
第二に、平和共存、協力・ウィンウィンのパートナー。他国の安全を重視し、国際社会の安全を守ってこそ、自国の安全を真に実現できる。もしも自国の安全のみ優先させ、軍事的グループを強化したなら、国際社会を分裂させるだけであり、かえって自国がより安全でなくなるだろう。
第三に、開放的で包摂的、かつ相互につながりあうパートナー。国と国との間では公平な競争が可能だが、悪質な競争になってはならない。封鎖的で排他的な「小集団」を作ることは流れに逆行することであり、失敗に終わるだけだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年7月9日