北京量子情報科学研究院が12日に明らかにしたところによると、中国は位相量子状態とタイムスタンプ量子状態のハイブリッドコーディングの量子直接通信新システムを設計・実現した。通信距離は100キロメートルにのぼり、現在世界最長の量子直接通信距離となっている。科技日報が伝えた。
これは北京量子情報科学研究院、清華大学の龍桂魯教授のチームと陸建華教授の研究チームの共同研究開発の成果で、光学関連学術誌「Light: Science & Applications」最新号にオンライン掲載された。
同研究によると、既存の成熟した技術手段を用いることで、都市間のポイントツーポイントの量子直接通信が可能だ。最近中国と英国の学者が共同で提起した安全中継ネットワーク構築技術を利用することで、エンドツーエンドの安全中継量子ネットワークを構築し、複数の応用をサポートできる。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年4月13日