工業・情報化部(省)のチーフエンジニアで報道官の田玉龍氏は、国務院新聞弁公室の28日の記者会見で、「5Gネットワークは現在すでに中国のすべての地級市(省と県の中間にある行政単位)と県の行政中心地、87%の郷・鎮市街地をカバーしている。カバー範囲は世界トップだ」と述べた。人民網が伝えた。
田氏は、「今年は5G大規模普及の鍵となる年で、主にネットワーク、応用、産業の一体型の推進に取り組む」と指摘した。
(1)5Gネットワークの建設を着実に推進。今年は60万ヶ所を超える5G基地局を新設し、年内にその総数は200万ヶ所に達する。インフラの建設規模を絶えず拡大し、企業の工場エリアや工業パークなどの重点エリアのネットワークカバーを強化する。同時に高速鉄道、交通ターミナル、ショッピングセンターなどの人が密集するエリアのカバー率を高める。県の行政中心地及び郷・鎮の広いカバーを持続的に推進する。
(2)5G応用の革新的発展を力強く推進。5G応用「揚帆」行動計画の実施を引き続き深めていく。「綻放カップ」5G応用コンテストをしっかり開催し、より多くの新たな成果と新技術を掘り起こし、推進・拡大を促進する。同時に業界の需要を志向とし、「5G+インダストリアルインターネット」応用シーンモデルを推進し、5G+医療・ヘルスケア、5G+スマート教育のテスト事業を展開し、農業や文化・観光などの分野への深化と開拓を続ける。個人の応用については新型スマート端末とアプリを打ち出し、ユーザーの5G体験をさらに改善する。
(3)5G技術の世代交代とアップグレードを力強く促進。鍵となるチップや中核部品の研究開発を強化し、産業界による国際基準の制定・マッチングへの積極的な参加を支援する。同時に5G増強技術の研究開発試験を持続的に推進し、垂直業界との融合能力を拡大し、5G応用製品を豊富にする。企業がより多層的でより多くの価格帯を持つ5Gチップなどのモジュール製品を販売するよう推進する。異なる業界、異なる分野及び一般の人々の5Gに対する差別化、カスタマイズ、パーソナライズの需要を満たし、5G技術を真に応用の規模化により急成長させていく。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年3月1日