中国共産主義青年団中央宣伝部、国家航天局月探査・宇宙飛行センターの指導の下、中国青年報社は百度と共同で元宵節の2月15日、「みんなで元宵節を」と題したオンライン交流イベントを開催した。イベントは月探査機「嫦娥1号」が伝送してきた初の月全体の画像を原型に、AI(人工知能)により個性的な絵を作成した。1千万人に上るネットユーザーが百度文心大模型のAIGC(AI Generated Content)の能力を初めて直観的に体験した。
同イベントでは誰もがAI技術のサポートを受ければ、絵と文字による芸術作品を制作できるようになっている。参加者が月を観賞するエリアを選ぶだけで、文心大模型がスピーディに理解し、創意あるアイデアを思いつく。習得した有名芸術家の技法と画風を活用し、テーマに合致した絵を描くことができる。例えば「北京」と入力すると、文心大模型は山々の中に連綿と続く長城の上に浮かぶ月を描く。「エジプト」と入力すると、エジプトの象徴であるピラミッドが見られ、さらには月の光を浴びる建築物という詩情あふれるシーンまで見せてくれる。「火星」と入力すると、オレンジ色の火星の表面、隅の方で忙しく作業する火星探査車「祝融号」が目に入る。
「知識増強大模型」としての文心大模型は、大規模な知識と大量のデータによる融合的学習を続けることにより、言語、視覚、クロスモーダルの世界トップレベルの理解及び生成能力を持つ。言葉を聞いてその意味を知り、画像と動画を見てそれを理解し、実際の世界を理解するとともに、人々とスムーズに対話・交流できる。またこれは「AI創作者」でもあり、絵を描き、歌詞を作り、脚本や小説を書き足すといった、さまざまな芸術・創作形式を自由にこなせる。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年2月16日