2022北京冬季五輪

中ロ特徴的な農業国際共同実験室に大きな成果

人民網日本語版 2022年02月16日14:07

吉林省科学技術庁の承認を経て、吉林省白城市農業科学院が中心となり、2019年に「中ロ特徴的な農業国際共同実験室」が設立された。省科学技術庁の正確な指導と力強いサポートにより、同実験室は吉林省西部及び類似する生態エリアの農業発展の需要に焦点を当て、農作物品種資源、先進農業テクノロジーの導入及びリ・イノベーションをめぐり、ロシア科学アカデミーなどの9つの農業科学研究機関と効果的な国際科学技術協力を展開した。育種技術イノベーション、優良新品種の育成、関連栽培技術の集積、農業産業化の推進などの面で新たなブレイクスルーを実現した。科技日報が伝えた。

ロシアの専門家の導入と技術的交流により、同実験室は150点以上の各種特徴的な農作物優秀資源を導入した。優秀資源の利用とリ・イノベーションを通じ、2000点以上の新世代材料を作り出し、16の農作物新品種を育成した。21年には一部の新品種が、中国国内の十数の省・自治区の33万ヘクタール以上に拡大された。地域の農家の増産・増収の効果的なルートになり、中国の農業経済発展に大きな貢献を成し遂げた。関連する成果は省級奨励が4回、市級奨励が5回で、検収に合格した成果は12件。ロシア科学アカデミー会員で北東農業研究センターのSysuev Vasily氏は、同実験室との緊密な協力による優れた成果により、国務院より21年「中華人民共和国国家友好賞」という栄えある称号を授与された。

新型コロナウイルスの国際協力への影響を克服するため、中ロ双方は柔軟かつ効果的な方法を採用し、科学技術交流により産業協力をけん引している。省科学技術庁の組織のもと、同実験室、西麦集団、ロシア連邦北東農業科学センター、維亜特面粉股份有限公司などの5つの科学研究機関・企業が21年5月、「中ロオーツ麦産業発展クラウド交流会」を共催し、共に関心を寄せるオーツ麦の育種、加工、貿易などについて深く交流を行った。西麦集団はロシアと実務的な協力を展開し、ロシアでグローバルオーツ麦黄金生産エリアを共同構築することにした。「中ロ科学技術イノベーションイヤーイベント」計画を実行に移すため、省科学技術庁のサポートを受け、同実験室、ロシア科学アカデミー、ロシア科学アカデミー極東支部、ロシア科学アカデミー北東農業科学センターが21年10月、「中ロ冬ライ麦健康飲食・農業発展ビデオ会議」を開催した。冬ライ麦の協力の成果について産業の協力を模索し、中ロ農業付加価値加工分野における国際科学技術・産業協力のさらなる推進を目指している。(編集YF)

「人民網日本語版」2022年2月16日

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