河南省許昌市鄢陵県鄢陵病院の看護師である許沛さん(23)と張文文さん(24)は昨年9月に結婚式を挙げ、今月にはハネムーンに行く予定だった。ところが、河南省で新型コロナウイルス感染拡大が突然発生し、休暇の計画を取りやめ、共に新型コロナウイルスとの闘いの第一線に立っている。新華社が報じた。
昨年12月31日以来、河南省の複数の地域で新型コロナウイルス感染者が相次いで確認された。そして今月9日から、許昌禹州市の全域が中・ハイリスク地域に指定された。張さんは、「2日の日勤が終わった時、病院から『禹州市への支援要請』という緊急の要請を耳にし、すぐに申し込んだ。その後、支援者リストが発表されたときに、夫も申し込んでいたことが分かった」と話す。そして、8日午後に、夫婦で一緒にバスに乗って禹州に向かったという。
禹州では、膨大な量のPCR検査の検体採取をしなければならず、許さん夫婦は毎日、防護服を着て7時間にわたるハードな業務についている。そして、食事も寝泊まりもバスの中という。11日の時点で、許さん夫婦は同僚らと共に、関連のコミュニティで4回の大規模PCR検査を実施した。
しかしそんなハードな日々にも関わらず、許さんは、「人生において忘れられない経験となっている」と笑顔で話していた。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年1月17日