(写真撮影・雷声)。
北京オリンピック・パラリンピックの選手村で今月20日午前10時、 「全プロセス、全要素、シーン化、実戦化」の運営テスト「シミュレーション戦」が実施された。774人が、43ヶ国・地域から来た代表チームと視察チーム1チームに分かれ、代表チームの登録から入村者サービス、飲食提供、PCR検査といった18シーンと11項目の予行演習に参加した。同テストは21日午前11時に無事終了し、来年1月27日の選手村オープンに向けて、強固な基礎が築かれた。
テストでは「テストできる限りのものを全てテストする」を原則に、エネルギー設備供給をベースに、居住エリアと運営エリア、広場エリア内の各業務分野が大会開催期間中に利用する電力供給やWi-Fi、携帯電話の電波などの技術電波カバー、給水・排水、お湯の供給、暖房、エレベーター、消防といった施設・設備などの稼働テストが全面的に行われた。
(写真撮影・雷声)。
また、重点ポイントを際立たせ、代表チーム登録会議項目、交通機関の乗降できる地点項目、体温測定・セキュリティープロセス項目、到着・退室のプロセス、歓迎・受付項目、代表チームリーダー例会項目、生活・娯楽項目、飲食提供項目、PCR検査検体採取項目、住民サービス項目など、18シーン、11項目を設置して、予行演習が展開された。突発的な問題の発生をシミュレーションし、シーンのシナリオを細分化し、カギとなる部分を何度も繰り返して、大会開催期間中にベストの状態で運営できるよう準備がしっかりと行われた。
統計によると、今回のテストには、43ヶ国・地域から来た代表チームとして513人、視察チームとして261人、スタッフとして1641人の合わせて2415人が参加した。
(写真撮影・雷声)。
選手村は、冬季オリンピック・パラリンピック開催期間中、選手や関係者の宿泊施設として、「グリーン、インクルーシブ、オープン、クリーン」の開催理念と「シンプル、セーフティ、ワンダフル」の開催要求を全面的に徹底させ、「選手を中心」とし、選手や関係者に宿舎や飲食、医療、交通、トレーニング、娯楽、商業などの面のハイクオリティなサービスを提供する。
今回の冬季五輪は、中国の春節(旧正月、来年は2月1日)の時期とも重なるため、選手村では、各国の選手や関係者に、行き届いたおもてなしを提供するほか、中国伝統行事である春節の雰囲気もじっくり堪能してもらう計画だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年11月22日