上海レゴランド・リゾートプロジェクトの着工式が、17日午前に上海市金山区楓涇鎮で行われた。プロジェクト建設地点は同鎮の東部で、敷地面積は31万8千メートルに達し、2024年の開業が予定されている。現在、中国国内では唯一の国有資本が出資するレゴランドであり、上海金山城市建設投資集団有限公司、デンマークのKIRKBI社、英マーリン・エンターテイメンツ、華人文化集団公司が共同出資・建設する。北京日報が伝えた。
長江デルタ地域初の国際的コンテンツのファミリー向けテーマパークブランドのレゴランド・リゾートとしての同リゾートは、国際的コンテンツの基準に従い、純正のレゴランドの魅力を体験できるようにすると同時に、2歳から12歳までの子どものいるファミリー向けに中国の文化、上海の特色あるもの、江南地域の要素を融合したテーマアトラクションを構築するとしている。
レゴの「モンキーキッド」シリーズは中国の古典名作「西遊記」を由来としており、レゴが初めて中国の伝統的物語からインスピレーションを得て創作した人気コンテンツだ。同リゾートは世界先端のアトラクション設備を導入し、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)など最もトレンディ―なテクノロジーや要素を取り入れるという。
中国テーマパーク研究院の林煥傑院長は、「ディズニー、ユニバーサル・スタジオ、マーリン・エンターテイメンツの3大国際テーマパークブランドが中国市場に勢揃いした。レゴランドは成都市と深セン市にも建設される予定で、ここから国際テーマパーク産業が中国の巨大な文化・観光市場と中国の観光客の力強く規模の大きい消費能力を非常に高く評価していることが十分にうかがえる。中国のテーマパーク来場者数はすでに米国を抜いて世界1位となっている」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年11月18日