中国国家宇宙局によると、9月下旬から徐々に地球と火星が太陽の両側を運行し、3者がほぼ一直線に並ぶ状態になり、太陽放射による干渉も徐々に強まって、探査機と地上の通信が干渉を受け、不安定になったりさらに中断したりしている。この現象を「太陽面通過」という。この段階を安全に乗り切るために、これまで火星探査車「祝融号」と周回モジュールが関連状態の設置作業を相次いで完了し、科学探査活動を停止して持続的に状況のモニタリングを行ってきた。太陽面通過は10月中旬に終了する見込みで、その場合「天問1号」は地上との通信を回復し、引き続き科学探査活動を行うことになる。新華社が伝えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年10月6日