四川省瀘州市古藺県箭竹苗(ミャオ)族郷無形文化遺産体験基地では8月30日、あちらこちらで風にはためく綿布類が見られた。それらの布は、藍色と紫色の中間くらいの色だが、紫紺色よりさらに深みを帯びた色をしている。ミャオ族のろうけつ染めにおける模様染めの技術は、絞り染め、型染めと並び、古代中国の三大染め技術と呼ばれている。数多くの伝統技術の中で、模様染めの多くはすでに現代化大規模生産が行われるようになったが、ろうけつ染めだけは、伝統的なハンドメイド工法によってしか染めることができないため、独特な趣をもつ民芸品になっている。中国新聞網が伝えた。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年8月31日