国家薬品監督管理局の初の承認を経て、中国が独自の知的財産権を持つ子ども専用無針注射器(針なし注射器)が正式に発売された。中国の子ども無針注射分野の無から有への突破が実現された。北京日報が伝えた。
中華医学界のデータによると、中国では現在、小人症を患い、毎日成長ホルモンの注射を必要としている子どもが約700万人以上いる。治療期間が一般的に約18ヶ月であることから、患者の総注射回数は550回にものぼる。これまでは針を怖がるといった問題により、注射を拒み、引っかき傷を作り、針が折れるといった問題がよくあり、治療効果に深刻な影響が生じていた。北京大学人民病院内分泌科の紀立農主任は、「国産無針注射器『快舒爾』はすでに世界における試験参加者の研究で実証されており、無針注射は有針注射より安全性の面で明らかに向上し、従来の注射針よりも、患者の受け入れ度と満足度は明らかに高くなっている。
無針注射器は噴出の原理により、薬液を直径が髪の毛の数分の一しかない孔から瞬時に吹き出し、直接皮膚を通り抜けて皮下に届ける。針の注射器よりもスピーディかつやさしく、看護師が注射ボタンを軽く押すだけで完了し、全過程で痛みが生じることはない。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年8月18日