中国上半期サービス輸出入総額が6.7％増　知識集約型の割合上昇

商務部（省）が3日に明らかにしたところによると、今年上半期には、中国のサービス貿易が良好な成長傾向を保った。サービス輸出入総額は前年同期比6.7％増の2兆3774億4千万元（1元は約16.9円）に上り、このうちサービス輸出は同23.6％増の１兆1284億9千万元、輸入は同5％減の1兆2489億5千万元だった。サービスの輸出増加幅が輸入増加幅を28.6ポイント上回ることにより、サービス貿易の赤字は同70％減、同2812億5千万元減の1204億6千万元になった。

6月のサービス輸出入は目に見えて増加した。6月のサービス輸出入総額は同22.5％増、前月比17.6％増の4392億元となり、うち輸出は同41.1％増、前月比30.8％増の2165億5千万元となり、輸送サービスの輸出増加率が91.3％にも達した。輸入は同8.6％増、前月比7.1％増の2226億5千万元だった。増加ペースが最も速かった分野は建築サービスで、増加幅は62.1％だった。

知識集約型サービス貿易の占める割合が上昇した。1-6月の知識集約型サービス輸出入額は同13.5％増の1兆1060億7千万元に上り、サービス輸出入総額に占める割合が46.5％に達して、2.8ポイント上昇した。うち知識集約型サービス輸出額は同17.7％増の6038億3千万元で、サービス輸出総額の53.5％を占め、輸出の増加ペースが速かった分野は個人向け文化・娯楽サービス（37.9％増）、電気通信・コンピューター・情報サービス（27.1％増）、知的財産権使用料（21％増）だった。知識集約型サービス輸入額は同8.8％増の5022億4千万元に上り、サービス輸入総額の40.2％を占め、輸入増加ペースが速かった分野は金融サービス（25.6％増）、知財権等使用料（14.2％増）だった。

現在、世界各国が引き続いて国境を越えた人の流れを厳しく制限する措置を取っており、新型コロナウイルス感染症による旅行サービス輸出入への影響が続いている。1-6月の中国旅行サービス輸出入額は同34.8％減の3637億9千万元となり、うち輸出は同39.8％減、輸入は同34.2％減だった。旅行サービスを除いた1-6月のサービス輸出入額は同20.6％増で、うち輸出は同28.3％増、輸入は同12.7％増となっている。（編集KS）

「人民網日本語版」2021年8月4日