車載電池大手の寧徳時代の第1世代ナトリウムイオン電池が7月29日午後、発表された。そのセル単体のエネルギー密度は160Wh/kgにのぼり、常温下で15分で80%以上を充電可能で、氷点下20度の低温環境でも90%以上の放電容量保持率を持つ。新華網が伝えた。
ナトリウムイオン電池は単独で使用できるだけでなく、リチウムイオン電池と並列に接続しリチウム・ナトリウム電池システムを形成できる。
同社の創業者である曾毓群会長は、「ナトリウムイオン電池は低温性能、急速充電、環境への適応性などの面で独自の優位性を持ち、リチウムイオン電池と互換性を持ち、相互補完できる。そのため多元的な技術ロードマップはこの産業の長期的な安定発展にも重要な保障となる」と述べた。
同社の次世代ナトリウムイオン電池のエネルギー密度は200Wh/kgを超える見込みだ。同社はさらに、「ナトリウムイオン電池の産業化展開に着手しており、2023年には基本的な産業チェーンを形成する計画だ」とした。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年8月2日