20日は二十四節気の6番目「穀雨」

人民網日本語版 2021年04月20日14:35

「中国天文年歴」によると、北京時間4月20日午前4時33分、春で最後となる二十四節気の6番目「穀雨」を迎えた。この頃になると、気温はさらに上がり、降雨量が多くなり始める。中国のほとんどの地域では、田畑を耕し、種を撒く、重要な時期に突入している。

江西省九江市都昌県中館鎮の田んぼで田植えを進めるトラクター(画像提供・取材対応者)。

海水の水温が上がり、あらゆる魚が浅海域にやって来る。そのため、穀雨は、漁民にとってもベストシーズンとなる。

山東省の膠東半島一帯では、穀雨を迎えると、漁民らが着飾って、獅子舞いや龍の舞いをすることで、漁解禁後、無事に海に出ることや大漁を祈願する。

中国北方エリアには、穀雨の日に、チャンチンの若葉を食べる習慣がある。穀雨前後には、チャンチンの若葉が市場に出回り始める。さっぱりとしていて香りが良く、栄養も豊富だ。そして、免疫力を高め、胃の働きを整え、気の乱れを調整し、下痢を改善してくれるほか、抗菌や消炎などの作用もある。

穀雨は「別れと出会いの季節」という人もおり、ぽかぽかと温かい春に別れを告げ、蒸し暑い夏を迎える季節とされている。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年4月20日

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