中国科学院昆明植物研究所によると、同研究所のツバキ科植物分類を専門とする研究員が雲南省文山州麻栗坡県でツバキ属管蕊茶(カンシンチャ)種の新種の植物を発見した。新華社が伝えた。
これは中国において初のツバキ属管蕊茶種の新種発見となり、発見された場所が雲南省内だったため、「雲南管蕊茶」と命名された。同研究所の楊世雄研究員は、「雲南管蕊茶は園芸としての重要な価値があるだけでなく、生物遺伝資源としても極めて高い重要性を備えている。現時点では、雲南省文山州麻栗坡県でのみ確認されており、その数はわずか30株ほどとなっている。非常に希少なため、早急な保護措置が必要だ」としている。(編集TG)
「人民網日本語版」2021年3月17日