中国鉄建港航局集団有限公司によると、同社が請け負う華能大連荘河洋上風力発電IV1プロジェクトが間もなく着工する。これは中国北方海域の単体設備容量が最大の洋上風力発電プロジェクトが全面的に施工段階に入ることを意味する。工人日報が伝えた。
華能集団東北公司が投資・建設する同プロジェクトは、遼寧省荘河市石城島の東の海域に位置し、平均水深は30メートル。建設エリアの中心は陸から約352.キロメートル離れており、計画中の面積は55.8平方キロメートル。プロジェクトの設備容量は350MW、投資総額は59億6000万元(1元は約16.7円)。6.2MWの風力発電機を25台、7.5MWを26台設置し、さらに上部モジュールが鉄骨構造の重さ3900トン以上の220kV洋上ブースターステーションを建設する。プロジェクト周辺は地質状況が複雑で、地層の腐食作用が比較的強い。プロジェクトの効果的な推進を保証するため、中国鉄建港航局大連荘河洋上風力発電プロジェクト部は詳細なプロジェクト実施案を策定し、中堅の技術者を選び施工現場に派遣するとともに、大型風力発電設置船などの設備を調達・配分し協同作業を展開する。同プロジェクトの実施は現地のエネルギー構造のモデル転換・高度化を力強く促し、また中国が「CO2排出量ピークアウト」「カーボンニュートラル」の目標を達成するために積極的に貢献する。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年3月9日