湖北省襄陽市でこのほど、「パンダスマートバス」が、路線バス81番線で新たに導入された。襄陽政府網が伝えた。
「パンダスマートバス」のフロント上部には、丸い耳がデザインされているほか、ヘッドライトは「パンダ目」のデザインが施されている。車体カラーは白と黒のツートンカラーで、パンダをイメージしている。パンダスマートバスの利用客は、乗車時に「手をかざせば」乗車することが可能で、交通カードやスマホは必要ない。また車内設備に手のひら静脈の情報を読み取らせるだけで、決済アカウントと紐づけられ、自動的に支払いを済ませることができる。これにより乗客は手をかざすだけで身分認証を行うことができる。また、車内には自動販売機も設置されている。自動販売機に配備されたAIカメラが360度対応によって商品を精確に識別し、商品代金が自動的に引き落とされる。パンダスマートバスは、車長12メートル、計21席が設けられ、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーが使われている。20項目以上の新型AI技術が統合されており、AI機器による視覚の割合は70%以上、生体認証や音声対話、スマート無人商品販売システム、ターゲットをしぼった広告掲載、異常行為識別などの新技術が一体化している。従来のバスと比べ、環境保護やスマートシステム、安全面での優位性を備えているうえ、全く新しい乗車体験を市民や観光客に提供している。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年3月8日