「率先行動」計画の第1段階の目標・任務の全面的に達成する過程において、中国科学院は6年間で一連の重大な科学技術成果を上げ、国の科学技術や経済、社会の発展に関わる一連の重大な戦略的問題を解決した。人民日報海外版が伝えた。
中国科学院の白春礼院長は16日、国務院新聞弁公室の記者会見で、「中国科学院は6年にわたり国の戦略的科学技術力としての使命と位置づけを守り、複数学科や制度化の優位性を十分に発揮し、開放協力と協同革新を強化し、一連の国家重大科学技術任務を高い質で遂行した」と述べた。
量子情報基礎研究と技術応用の「リード」、深宇宙・深海などにおける優位性の確保、石炭液化技術、高生産量農作物新品種に戦略的サポートを行い、「天眼」、核破砕中性子源が革新の象徴になった……。中国科学院は近年、一連の重要で独創的な成果を生み出し、中国の一部の分野をけん引し世界の先頭集団に入った。一連の重要なコア技術を確立し、国の重要な需要を満たし、産業のモデル転換・高度化や新興産業の発展、生態文明の建設、国民生活の改善などで戦略的サポートの役割を果たした。
「4つの率先」とは、「科学技術の飛躍的な発展を率先して実現し、国家革新人材の優位性を率先して構築し、国家高水準科学技術シンクタンクを率先して建設し、世界一流の科学研究機関を率先して建設する」ことだ。中国科学院は2014年より「率先行動」計画を開始し、2020年頃「4つの率先」をほぼ実現し、2030年頃「4つの率先」を全面的に実現するとしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年9月17日