北京市北斗産業革新拠点がこのほど、正式に稼働開始した。同拠点は北京市の先端産業の発展、北斗産業の生態改善の推進を加速し、北京市北斗測位サービス産業の中核要素の集積と産業の質の高い発展を支援する。また国の経済・社会の発展に重要な時空情報サポートを提供し、世界的な影響力を持つ北斗衛星測位産業パークの形成を推進する。新華社が伝えた。
北京市が建設を推進する同拠点は、北京市経済技術開発区に位置する。「1院」(北斗新時空研究院)、「2館」(衛星測位応用体験館及び博物館)、「4プラットフォーム」(協同革新プラットフォーム、スピード製造プラットフォーム、位置データ運営サービスプラットフォーム、ソーシャル・イノベーション・プラットフォーム)をよりどころに、「高水準・グローバル化・スマート化の北斗新時空産業拠点を建設し、専門的な革新・起業インキュベーターを提供し、北京の北斗産業生態の中核ハブを構築する」を位置づけとし、産業チェーンの各部分に強い企業や機関の力を集約し、製品開発、産業インキュベーション、国際協力、業界交流、応用体験などの一体型サービスを提供する。
北京市経済・情報化局の陳煥文副局長は、「北京市には全国で最も整った北斗産業チェーンが存在する。一定規模以上の企業は約116社で、2019年の産業規模は500億元(1元は約15.5円)を超えた。今後は海淀区北清路の沿線、順義区国家地理情報産業パーク、北京市経済技術開発区北斗産業パークを中核とし、産業革新、応用モデルなどの特色ある拠点を構築し、産業資源の統合を加速する。同拠点は国家北斗革新応用総合モデルエリアの建設を推進する北京初の特色ある拠点として、北京の「北斗+」融合応用生態の構築の重要な担い手になる」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年9月4日