国連事務総長特別顧問を長年務めた米コロンビア大学教授のジェフリー・サックス氏は先日「プロジェクト・シンジケート」ウェブサイトへの寄稿で、ポンペオ米国務長官が先日行った対中政策に関する演説について、「極端で危険」であり、米国に対中衝突の道を歩ませる可能性があると批判した。
サックス氏は「ポンペオ氏の演説への世界の関心は低い。自らの主張する中国の覇権的野心を支持する何の証拠も示せていないからだ」と指摘。「ポンペオ氏の対中非難には大いに風刺的意味がある。なぜなら、国防戦略の策定において『全世界で最も卓越した軍事的パワー』となる必要性を打ち出しているのは米国だけだからだ」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年8月11日