米政治屋の拙劣なパフォーマンスはあとどれほど続くのか

人民網日本語版 2020年07月23日11:21
米政治屋の拙劣なパフォーマンスはあとどれほど続くのか
イラスト:曹一漫画

米国が突然、在ヒューストン中国総領事館の閉鎖を要求してきた。これは意外でもあり、意外でなくもある。意外だと言うのは、正常に国交を樹立している国として、これは深刻な事だからだ。意外でないと言うのは、米国の政治屋による最近の常軌を逸した様々な悪行を考えれば、これもその最新のケースに過ぎないからだ。中国の政府と国民は、すでに対応準備を整えている。

「米側が中国側に対して一方的に仕掛けた挑発だ」。在ヒューストン中国総領事館の閉鎖という米側の突然の要求に対して、中国外交部(外務省)は「中国側は米側に対して、誤った決定を直ちに撤回するよう促す。さもなくば、必ず正当かつ必要な対応を取る」と表明した。

世界のこれほど多くの国々が外交機関や外交官について国際条約や二国間条約を締結しており、基本準則やモラルに関する共通認識もある中、国際社会に認知された正しい道理を踏みにじるのは、世界の人々の面前で公然と悪事を働くことであり、歴史に汚点も残すだろう。米側は理由もなく今回の事態を引き起こし、国際法と国際関係の基本準則への重大な違反、中米領事条約への重大な違反を犯したのに、あろうことか「米国の知的財産権と米国人の個人情報を保護するためだ」と言い放っている。

中国の在米外交機関は終始中米両国間の相互理解と親善に尽力しており、中国は米国の在中機関・人員の職責履行に便宜を提供してもいる。翻って米側を見ると、一体何をしてきたのか?昨年10月と今年6月の2回にわたり米側は米国に駐在する中国の外交要員に対して理由もなく制限を設け、繰り返し中国側の外交封印袋を無断で開封し、中国側の公務用品を差し押さえた。米側の恣意的なスティグマタイゼーションと煽動と敵視のために、すでに在米国中国大使館は中国の在米外交機関・人員を狙った爆破と殺害の脅迫を受けている。在中国米国大使館のウェブサイトにいたっては、しばしば中国を非難する文章を公然と掲載している。他国の内政に干渉し、滲透と対立に手を染めているのは一体どの国なのか。国際社会は自ずと分かっているし、歴史の審判も下るだろう。

最近米国の一部の政治屋は様々な国際機関から脱退し、四方に敵をつくり、米国民に代償を負わせると同時に、全世界にも不確定要因をもたらしている。何ら正当な理由もなく国交樹立国に総領事館の閉鎖を乱暴かつ強制的に命じる。道義も最低限の一線もあったものではなく、米政府が中国に対して深刻な戦略的過ちを犯したことを十分に物語っている。

自国で新型コロナウイルスが猛威を振るい、数百万人が感染し、10数万人が病死する中、米国の政治屋達が感染症対策ではほんの少しの行動も取らず、みじんも疚しさを感じず、反対に焦点をそらすことに精力を注いでいるのは、実に哀れで嘆かわしいことだ。

中国が米国に最初に開設した総領事館であるヒューストン総領事館は、中米関係の歩みを目撃してきた。この歩みは中米両国民及び無数の識者の努力の結晶であり、一部の政治屋が歪曲し、イメージを悪くすることは許されない。中国はいざこざを引き起こさないが、いざこざを恐れもしない。改めて米側に厳正に告げる。独断専行して、誤った決定を撤回しないのなら、中国政府は必ずあらゆる必要な措置を講じる。中国国民も必ずこれを固く揺るぎなく支持する。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年7月23日

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