中国では新型コロナウイルスの流行が収束しつつあり、企業の活動や操業の再開が加速している。そして、北京の中低速リニア線「S1線」門頭溝区間の都市景観向上プロジェクトも秩序立てて進行している。2018年に始まった同プロジェクトは今年5月末に完成する計画だ。北京晩報が報じた。
S1線は旅客輸送としてだけでなく、美しい景色も楽しむことができる路線だ。門頭溝区都市管理委員会の関係責任者によると、今回の景観向上プロジェクトは主にS1線門頭溝区間の沿線で行われ、合わせて11万平方メートルを緑化した。エンジュ、スズカケノキ、アカマツ、ミカイドウ、サルスベリ、ヤマモモ、イボタノキ属の植物などを植え、三つの季節それぞれに花が咲き、四季を通じて景観を楽しめるデザインとなっている。
そのうち石廠駅から小園駅の2.4キロの区間は、「桜吹雪」をテーマに、ピンクの花を咲かせるサクラを中心に緑化が進められた。小園駅から橋戸営駅の2.2キロの区間は、「紅葉」をテーマに、地元の在来種であるコウリョウトネリコ、カンポウフウなど、秋になると美しく紅葉する木々が植えられ、自然植物群が構築されている。新城大街石龍路から体北路までの1.1キロの区間は「ロマンチックな春の花、フルーツの秋」をテーマにモクレンやミカイドウ、サルスベリ、カンポウフウ、エンジュ、シロマツなどの地被植物が植えられ、三つの季節それぞれに花が咲き、四季を通じて緑が広がる美しい自然の景色がデザインされている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年4月9日